【保存版】1日1DAX DAY11~DAY20:Power BI初心者のためのDAX入門まとめ

こんにちは、Power BI女子です!

毎日1つずつDAX関数を紹介する「#1日1DAX」チャレンジ、今回はDAY11〜DAY20までの内容をまとめました。

このシリーズが、みなさんのPower BIライフの「ひとくちDAX習慣」になれたらうれしいです。


DAY 11:AVERAGE

平均を出したいときに使える関数!

<集計関数>
DAX:AVERAGE(<平均を求める数値を含む列)

例えば、店舗ごとの「平均売上」を出したい時に便利!

例:AVERAGE(売上) → 売上列の平均値を返してくれる!


DAY 12:DIVIDE

割り算したいのに0があるとエラーが出るかも?
そんなときに安全に割り算できる関数だよ!

<数学関数>
DAX:DIVIDE(<分子>,<分母> ,(省略可能)0 で除算するとエラーが発生したときに返される値。 指定しない場合、既定値は BLANK() )


例:DIVIDE([売上], [来店数])

これだけで「来店数が0でも泣かない割り算」が完成します。


DAY 13:MAX/MIN

最大値が知りたい? それなら MAX() 関数で一発!

<集計関数>
DAX:MAX(<最大値を検索する列>)

例:MAX(売上) → 売上列の中で「一番高い売上」を返してくれる!

こんなときに便利! 各店舗の中で最高売上を出した店舗を知りたい 月別の「最高来店数」を確認したい 棒グラフで最大値だけ色を変えたいときにも使える!

逆の場合の最小値を出したいときは、MINを使用すればいいんだよー!

<集計関数>
DAX:MIN(<最小値を検索する列>)


DAY 14:ISBLANK

「空白」をチェックしたいときは? そんなときは ISBLANK() で確認できるよ!

<情報関数>
DAX:ISBLANK(<値または式>)

例:ISBLANK([売上])

→ 売上が 空白 なら TRUE、そうでなければ FALSE を返す!

こんなときに便利!

・データが入力されていないレコードを探したい

・空白だったら別の値に置き換えたい (IF(ISBLANK(…), 〇〇, △△) で!)

・計算ミスや漏れを防ぐためのチェック!

データに「穴」がないかチェックするなら ISBLANK()!

→ IF と組み合わせればさらに便利!


DAY15:IFERROR

DAX式作成後、結果がエラーになって困ったことある? その時はIFERRORで回避できるよ♪

<論理関数>
DAX:IFERROR(<式>, <エラー時の値>)

使用例:ゼロ除算の回避

売上あたり単価 = IFERROR([売上] / [数量], 0)

意味:数量がゼロで割り算エラーになっても「0」と表示してくれる!

ポイントまとめ: DIVIDEとの使い分け:DIVIDEは0除算を内部で処理してくれるけど、IFERRORはあらゆる種類のエラーをカバーできる!

ユーザー体験を守る:レポートでエラー表示が出ないようにすることで、見た目や信頼性がUP


DAY16:CONCATENATE

一言でいうと? 「文字をくっつける」関数!姓+名など、見やすい表示に♪

<文字列関数>

DAX:CONCATENATE(文字列1, 文字列2)

※2つだけしか結合できないので、3つ以上の場合は&を使おう!

使用例1:氏名を結合

社員氏名= CONCATENATE([社員姓], [社員名])

「田中」+「太郎」→ 田中太郎

使用例2:& を使って3つ以上をつなげる

注文情報 = 顧客[名前] & “様の注文日:” & FORMAT(注文[日付], “yyyy年MM月dd日”)


DAY17:FORMAT

数字や日付を読みやすく表示したいときに大活躍する関数だよ

<文字列関数>

DAX:FORMAT(<値>, <書式文字列>)

使用例1:日付を「2025年04月30日」形式に表示

FORMAT(注文[日付], “yyyy年MM月dd日”)

使用例2:金額を「¥1,000」形式に表示 FORMAT([売上], “¥#,##0”)

意味:「1000」が 「¥1,000」 に表示されて、見やすくなる!


DAY18:LEFT/RIGHT

文字列から「前から」または「後ろから」指定文字数を取り出す、超シンプルだけど実務でよく使う関数!

<文字列関数>

DAX:LEFT(<文字列>, <文字数>)

例:LEFT(“ABC123”, 3) → “ABC” 「先頭の3文字を取得したいとき」に便利!

DAX:RIGHT(文字列, 文字数)

例:RIGHT(“ABC123”, 3) → “123” 「末尾の3文字を取得したいとき」に使うよ!


DAY19:MID

文字列の真ん中から指定した数だけ取り出す関数だよ
LEFT・RIGHTに続く“文字列3きょうだい”の真ん中担当!

<文字列関数>

DAX:MID(<文字列>, <開始位置>, <文字数>)

使用例1:「ABC-123-XYZ」から「123」を取り出す

MID(“ABC-123-XYZ”, 5, 3)

結果:123

使用例2:日付から「月」だけ抜き出す

MID(FORMAT(日付[日付], “yyyyMMdd”), 5, 2)

結果:「20250507」→「05」


DAY20:SUBSTITUTE

データの表記ゆれ、記号、不要な文字… 気になる文字をこっそり置き換えてくれる便利な文字列関数だよ

<文字列関数>

DAX:SUBSTITUTE(<文字列>, <置き換え対象>, <置き換え後>)

使用例1:半角スペースを置換

SUBSTITUTE([社員名], ” “, “”)

意味:社員名が姓と名の間に半角スペースがある場合、それをなくして、姓名をくっつく

使用例2:ハイフンを削除 SUBSTITUTE(列[ID], “-“, “”)

意味:「ABC-123-XYZ」→「ABC123XYZ」で管理しやすく!


次回のDAY21〜DAY30も、さらに便利なDAX関数を紹介予定ですので、お楽しみに✨

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ではまた次の投稿で〜!

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